「南の島のフリムン」ゴリ監督 特別インタビュー

ダメなところがあるから魅力がある

映画の勉強をしようと、日本大学藝術学部映画学科に入りました。学生時代は、ひたすら遊ぶことで一所懸命でした(笑)。演者として映画製作に関わって、1年目で主演男優賞を獲りました。でも、選出された作品が2本だけだったのと、もう1本は主役が女性。だから、自分以外にいなくて必然的に受賞できました(笑)。沖縄にいた頃は、芸能人になれるなんて思ってもいませんでした。ところが大学に入学して、活躍する卒業生たちを見て、遠くに感じていた憧れの世界がぐっと近づきました。それで、大学2年のときに芸能界に入ることに決めました。

今までにショートフィルムを撮ったことがあるのですが、今回のような長編作品は初の挑戦でした。会社から誕生日に呼び出されて何かなと思ったら、長編を撮らないかと言われ、即答で決めました。誰もが手にできるチャンスではないですからね。1ヶ月間、必死なって脚本を書きました。そして、2週間でオーディション。これまでの沖縄映画にはない、新しいジャンルの作品にしたかったので、沖縄出身者にこだわって選びました。自然なイントネーションは、生まれ育った人でないとできないですからね。方言に限らず、街にいる米軍兵や飛び交う英語など、本当の沖縄を撮りました。撮影も2週間という強行スケジュールで地獄のようでした(笑)。でも頑張った分だけ作品に対して自信がつくし、「面白かった」と感想を言われても素直に喜べます。

タイトルにある“フリムン”は、沖縄の方言で「愛すべきおバカさん」という意味です。作品には、強烈なおバカなキャラクターがたくさんが出てきます。僕は、隙のある人ほど魅力的だと思うんです。完璧な人って仲良くなれないし、興味も持てない。ダメなところがあってこそ、人間臭くて愛らしいんです。僕も若い頃はモテたくて格好をつけていたけれど、人から良く見られようなんて疲れるだけ。ちょっとくらいダメでもバカでも、自分らしくいることが大事です。監督も芸人も、僕にとってどちらも難しい仕事です。でも、エンターテイメントが何より好き。とにかく人を喜ばせたいんです。だから、映画でも音楽でも、遊園地の経営者でもいい。人が喜ぶ顔が見たいだけなんです。

南の島のフリムン
南の島のフリムン
沖縄、基地の街コザ―。栄昇は、小学生がそのまま大人になったようなノーテンキ男。そんな栄昇に想いを寄せる看護師りみを尻目に、バーのダンサーにメロメロ。だがそこに恋敵のアメリカ兵が現れ決闘するハメに。伝説の空手家おばぁ、謎の占い師、妖怪キジムナーなど面白い仲間が入り乱れ、恋の大騒動が巻き起こる!
監督:主演:ゴリ(ガレッジセール)
出演:照屋政雄、諸見里大介(ハム)、ボビー・オロゴン、AKINA
製作:吉本興業株式会社 配給:角川映画
(c)2009 吉本興業株式会社
公式HP:http://www.furimun.jp/
8月29日(土) 角川シネマ新宿他全国ロードショー

会員登録

登録(無料)

MVならではの役立つ就職情報やイベント情報をお届け致します。
ご希望の方は、モダンベンチャー(by就職ウォーカーNet) への会員登録をお願い致します。

MODERN VENTURE on Twitter

プライバシーマーク